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卵は栄養価の優等生!

1) 卵は元気の素!
たんぱく質を構成するのは20種類のアミノ酸。その中で、私たちの身体にとって必要不可欠で食事からとらなければならない8種類のアミノ酸のことを「必須アミノ酸」と言います。
卵にはこの必須アミノ酸がバランスよく含まれており、私たちの免疫力をアップしてくれます。免疫力は、体に入ったウイルスなどを撃退する力。これが低下すると風邪をひきやすくなったり、体力が落ちたりしてしまいます。
ある日本の大女優さんが、健康のために1日に何個も卵を食べている、というのは有名なお話ですが、あのパワーの源は卵にあったのですね。

さて、このアミノ酸のバランスを数値化したものは「アミノ酸スコア」と呼ばれています。卵のアミノ酸スコアはなんと、最高点の100!
アミノ酸スコア100

※「含硫アミノ酸」はメチオニン、シスチン、「芳香族アミノ酸」はフェニルアラニン、、チロシン、トリプトファンを差します。
必須アミノ酸には、この他に幼児期に必要なヒスチジンがあります。

また、卵には私たちの体に必要なあらゆる栄養素が含まれています。
卵2個に含まれるたんぱく質は、成人が1日に必要なたんぱく質の約26%!

たまご2個分のエネルギー量と各栄養素量の比率

卵2個に含まれる1日に必要とされる栄養素量に占める割合(女性18~29歳を基準)

基本部分:
エネルギー157Kcal約8%, たんぱく質12.8g約26%, 脂質10.7g約19%

ミネラル:
カルシウム53mg約8%, マグネシウム11mg約4%, リン187mg約21%, 亜鉛1.4mg約20%, 鉄1.9mg約18%

ビタミン:
ビタミンA156ugRE26%, ビタミンB2 0.45mg約38%, ビタミンB12 1ug約42%, ビタミンB6 0.08mg約7%, ビタミンE1.1mg約14%, ビタミンD3.1ug62%, 葉酸45ug約19%

出展/社団法人日本養鶏協会「国産たまごの安心を食卓に。」

2) 健康づくりにも役立つ卵
脳を活性化! アルツハイマー病予防にも期待!
ギリシャ語で卵黄を意味する「レキトース」に由来するレシチンという成分が最近注目されています。
このレシチンにはコリンと呼ばれる成分が含まれており、これが脳を活性化させ、アルツハイマー病を含めた脳の組織の老化防止が期待されています。
コリンを多く摂取したところ、学習能力が25%アップしたという研究もあります 。

生活習慣病の予防に

最近よく聞く言葉に「メタボリックシンドローム」がありますが、コリンには中性脂肪の量を調節する働きがあり、内臓脂肪を増やす心配もありません。
同時に、コリンには血圧を低下させ、高血圧や高コレステロール血症や脂肪肝などの予防や改善にも効果があるとされています。

すぐれた抗酸化作用
生活習慣病や老化の原因である活性酸素。
卵にはメチオニンという必須アミノ酸が豊富に含まれており、体の老廃物や毒素などを排泄してくれます。
また、ビタミンA、B6、Eなど卵に含まれているビタミン群は活性酸素の発生を抑えたり、除去する働きがあります。

美肌づくりにも一役!
お肌の潤い、もちもち感を作る主なものにコラーゲンがあります。その主原料はアミノ酸。そう、卵にふんだんに含まれているアミノ酸です。
コラーゲンの働きは加齢とともに低下していきますが、卵を食べてもちもちのお肌をキープしたいですね。

風邪に負けない身体に

風邪薬のコマーシャルで「塩化リゾチーム配合」とうたっているのを聞いたことがある方も多いと思います。塩化リゾチームは、卵の白身に含まれているリゾチームという酵素からつくられたもの。このリゾチームには風邪の原因となる細菌などを溶かす働きがあります。
おばあちゃんの知恵袋の一つ「卵酒」は、とても理にかなったものだったのですね。

※社団法人日本養鶏協会「国産たまごの安心を食卓に。」参照

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